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執筆者の写真Saori Fujiwara

心のコロナ対策も

更新日:2020年9月14日



こんなはずじゃなかった。の夏休み。

もっとこれしたかった。あれしたかった。と

不完全燃焼の方も多いのではないでしょうか。


私は色々考えた末、県境をいくつも超えて、両親の顔を見に行ってきました。


8か月ぶりに会った両親は思ったより老け込んでいました(!)

今年80歳なので、もちろんそんなお歳なのですが…


明るさが取り柄の二人ですが、なんだかつまらなさそうなのです。

ダラダラとテレビを見て不安を募らせ、

気が付いたらお小言も増えてたりして、自分達で不機嫌要素も作っている。


「これはいかん!」と、テレビを消しておしゃべりの時間を増やしました。

外的刺激に飢えている両親は、楽しそうに私の話を聞きます。


私が街に出る時は、あれほしい、これ買ってきて。と

今まで我慢していたものをリクエストしてきます。

私を介して外の世界とつながったかのようでした。


また、朝のウォーキングにも両親の方からついて来るようになりました。

夜明け前に目が覚めてしまってから、「寝ては起き」を繰り返しながら

朝を迎えるよりも、いっそ早起きして身体を動かして

眠気が来たらまたお昼寝すればいいね。ということになりました。


朝日を浴びることは、よく聞く健康法ですが、

身体の心地良さを実感することで、習慣化されます。

理屈より成功体験が何よりの動機付け。

ここで、「散歩しないと足腰弱くなるよ!」

なんて脅迫は止めた方がいいです。


確かに先行きの見えない状況が続いていますが、今の世の中には

あれダメ、これもよくない、こんな怖いことになりますよ。

…と、不安にしたり、脅迫めいた情報が溢れています。


特に体力の衰えに自信をなくしているお年寄りや、病身の方には

同じ情報でもより深刻に伝わるでしょう。

これでは、コロナになる前に、

コロナにかかりやすい身体を作っているようなもの。


心と身体は影響しあっています。

接触、消毒、マスク…と感染源を避けるだけでなく、

コロナに負けない身体をつくることも手伝ってあげてください。


『恬淡虚無にして真氣これに従う…』

心を和ませ、安定させて、愉快な内部環境を作った時、氣血を通達させることができる。

身体と心の関わりを説いた、中国最古の医学書にある言葉です。


たとえ一緒に体力作りができなくても、

楽しくおしゃべりし、笑っている時間が増えるだけで、

氣は巡り、免疫力や治癒力が上がってきます。


お家それぞれの条件はあると思いますが、

高齢者を孤立させないことも大事な対策の一つです。

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