会社勤めの方にはおなじみの成果主義。
実はこれ、ビジネスの世界だけではないと思うのです。
私も含めて、関西の人っていつも成果主義じゃないですか?
常に損得勘定し、元が取れることにこだわり、最小の努力で最大の利益を取ろうとする。
日常的に、当たり前に、損益分岐点を見据えていますよね。
「損して得取れ」と言って、周囲をドン引きさせたこともありましたが、
それは長期的利益を追求しただけです。
若くしてそういう判断ができ、事態を収拾できたのですから、
この性質を持っていてよかったと、ひそかに思ったものです。
さて、ビジネスの話ではなく、気功の話です。
どうして私がビジネスをしながら気功を続けられたかというと、
週一回わざわざ反対方向に通っても、元が取れたお稽古事だったからです。
色々なお稽古事がありますが、継続する理由として、
「そのお稽古をしている時が楽しい」とか、「仲間がいるから」など
それぞれ色々あると思います。
私の場合は、「このお稽古は、私の時間と労力、お金の元が取れているか。」
だったのです。
だいたい、仕事でへとへとになったら、ちょっとお酒でも飲んでガスを抜いて帰るか、
とっとと家に帰って早く寝るか。です。
そこに、誰かに勧められたからとか、流行っているからとかで、
予定を増やすようなことはしたくありません。
それまでのストレス解消は、外食、買い物、エステ、旅行やホテルステイでした。
ところが、気分は素晴らしく転換できますが、懐はどんどん寂しくなるわりに
効果が長持ちしない…
スポーツクラブにも行きましたが、プールは消毒剤で肌が荒れる。
時間に余裕のある方に、クラスやマシンが占領される。
あまり元が取れておらず、持続可能でないことがわかりました。
その点、気功は1回の飲み代にも満たない金額で、リセット、リフレッシュして
帰路につくことができました。あの爽快感はエステやスポーツクラブ以上でした。
睡眠もしっかりすっきりとれて、翌朝の目覚めはバッチリだったので、
その心地よさを求めて毎週通うようになりました。
で、続けていたら、いつのまにか不調が改善され、ストレスが消化されているというか…
仕事のストレスはあるとしても、ストレスに振り回されないようになっていたのです。
後で調べてみると、気功は瞑想のようなものなので、
身体だけでなく、脳内もリフレッシュする作用があることがわかりました。
目に見えない「氣」ですが、気功をしていると、エネルギーが増え、循環し、
体内を整えていたことが、「すっきり」という体感を生み出していたようです。
「不調がなくなって気持ちいい、元の取れるお稽古」として続けていましたが…
それ以上のお稽古事が見つからないまま、健康の優先順位が高い年代に入りました。
当初は教室では最年少の20代でしたが、早すぎることはなく、
スローエイジング効果もあったと思います。
美容面での気功の効果についてはまたの機会に…
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