オンラインで始めた「おやすみ気功」ですが、来月から時間が変わります。
片付けや支度を済ませて、そのまま寝られるように、22時のスタートです。
アンケートで、気功前と後の睡眠の質についてお聞きしたところ、
89%の方に改善が見られました。
「寝つきがよくなった。」
「いつもは夜中に目が覚めるのに、朝までぐっすり眠れた。」
「寝起きがすっきりしていた」
また、お昼のクラスに参加された方でも、
「気功した夜はよく眠れる」という感想をいただきました。
日本では5人に一人(60歳以上では3人に一人)が不眠を訴えているそうです。
気功は朝や日中にするもの。と思われがちですが、実際の参加者の方の反響から、
もっと多くの人が参加しやすい時間帯にすることにしました。
(アンケートにご協力くださったみなさま、本当にありがとうございます!)
先日も中医学の先生から、
「睡眠が一番の治療だから、気功してそのまま寝るのがいい」というお話を聞いたところ。
睡眠は、心身の疲労回復だけでなく、免疫強化の役割もあるからです。
気功をすると、みなさん眠気を感じられますが、
それは、副交感神経が優位になって、脳も身体もリラックス状態に入るからです。
副交感神経が優位になると、血管は拡張し、血行が良くなります。
手や足の先までポカポカと気持ちよくなる感覚です。
眠い、ポカポカ、という体感も、スムーズな入眠に役立っているようです。
一方、睡眠中の体内では、健康への修復作業が進んでいます。
心拍数、呼吸数、血圧が低下して、エネルギーの消耗を減らす一方で
ホルモンの分泌、血液やリンパ液など体液の循環はスムーズになり、
そこでせっせと細胞や組織の修復が行われるのです。
睡眠時間を減らすことは、その修復時間を減らすことです。
その日の疲れを翌日に持ち越さないよう、脳と身体をしっかり休めることが、
翌朝のすっきりした目覚めと、快活な日常生活につながります。
おやすみ気功の終了は23時。
もう少し遅いスタートだったら助かる。という方もあるかもしれませんが、
中医学では23時から「肝」による血のデトックス作業が始まると言われています。
この時間に身体が起きていると、十分浄化されないまま血が循環してしまうので、
そのためにも23時から3時は、睡眠をとることが良いとされるのです。
また、中医学では、一年に四季があるように、一日を朝・昼・夕方・夜と分けています。
春夏が陽、秋冬が陰。朝・昼が陽、夕方・夜が陰です。
自然のバランスと調和するように、生体バランスを整えるのが健康の秘訣。
陽の時間帯である日中はしっかり動き、陰に入る夕方以降は
少しずつスローダウンして眠りにつくことをオススメします。
週に一度でも、「今日は整える日」として一日を過ごし、
10時にメンテナンス開始。11時に就寝。というのはいかがでしょうか。
心地よい眠りとともに、ご自身の自己治癒力を実感していただけると思います。
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