
そういえば気功を始めてから、あまり病院には行ってません。
不調に気づくのが早くなるので、早いうちに対処すると風邪も軽く済むのです。
東洋医学で言う「未病を治す」というのを、意識しているつもりです。
未病とは、身体の中で氣の不足や停滞が起きる状態ですが、
それを不調として認知し、進行を止められるかどうかが大事だと考えています。
たとえ氣の状態がわからなくても、色々なサインが出ていることに気づくはずです。
例えば、唇がガサガサして、リップクリームを頻繁に塗っている時は、
胃腸が疲れ気味のサイン。胃腸の負担を減らして、休ませるようにします。
寒気がしたら、風邪かも。予定を切り上げて、身体を温めて早く寝ます。
こういうサインが出ている時に無理をするとそのまま体調不良につながります。
体調が万全でないのに、予定をこなさなければならない。という状況をどうするか。です。
「ここまでは大丈夫だけど、ここからは要注意」のラインを超えそうだったら迷わず休みます。
ずるずると能率の上がらない仕事を続けても体調を悪化させるだけだからです。
「休んで会社に迷惑かけたくない」という方はたくさんいらっしゃいますが、
社員が病欠して経営危機に至った会社はあまり聞いたことがありません。
突発的な出来事を想定し、対応できるようにするのが組織管理者の責任なので、
社員の病欠はもちろん想定内です。
そもそもマネージメントのmanageは「何とかする」という意味ですから、
嫌味を言う上司がいたら、その人はマネージメント能力がないだけなのです。
人材教育も含めて、仕事の管理は会社に何とかしてもらいましょう。
でも、自分の身体は会社ではなく、自分でマネージメントしなければななりません。
私たちは「身体さん」という社員が一人しかいない会社の上司のようなものだからです。
「身体さん」の代わりはいませんので、会社を存続させるためには
身体さんに機嫌よく働き続けてもらい、パフォーマンスを良好に保つことが必要です。
「身体が言うことを聴かない」時は、上司のパワハラに対するボイコットかもしれません。
「聴かせる」のではなく、まずは、身体さんの言うことを聴いてみてください。
強すぎる意志で無理をさせて、働かせすぎて、不調や故障、モチベーションダウンを起こしていないでしょうか。
ここを見過ごしたり、ごまかして、取り返しのつかないことになる場合があります。
上司は仕事に熱心なあまり、溜め込んだストレスや疲れを放置していないでしょうか。
部下の不調や故障に早く気づいて、原因を見つけ、問題が小さい間に対処する。
そうすれば大事に至らずに済みます。
代わりのいない社員に頑張ってもらうのは、上司の腕の見せ所です。 デキる上司でいましょう。
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